2024_10_06

保育園のWebサイトリニューアル

こんにちは。この夏はいかがお過ごしでしたか。
例年よりも少し涼しい日が続いたり、逆に急に暑くなったりと、気温の変化に驚かされた日々でしたね。夏から少しずつ秋の訪れを感じるこの時期。私たちはそんな季節の移り変わりと同じように、新しいステップを迎える、茨城県茨城町の2つの保育園、ふじ保育園とウィステリアナーサリースクールのWebサイトリニューアルをお手伝いさせていただきました。ふじ保育園は私自身が卒園した縁のある場所でもあり、特別な思いでこのプロジェクトに取り組みました。

打ち合わせに伺ったふじ保育園の門をくぐると、幼い頃の記憶が鮮明に蘇ってきました。
友達と駆け回り笑い声を響かせた日々。園舎は新しくなりましたが、当時の園庭の遊具や教室の匂いまで思い出します。
私自身も親となった今、自分の子どもが保育園で過ごす時間の大切さを改めて感じています。

両園が掲げる「こどもと過ごす時間は、わずかしかない」という言葉。
この言葉には、保護者としての今の私だからこそ深く共感する思いが詰まっています。
このメッセージを多くの方に感じてもらえるWebサイトを目指し進めていきました。


子どもたちが過ごす場所は、ただの「施設」ではありません。そこには毎日があり、成長があり、未来に向けて一歩ずつ進む場です。だからこそ、私たちが今回手がけたWebサイトは、保育園の温かさや信頼感を感じ取れるものにしたいと考えました。保護者が忙しい日々の中でふと園のことを思い出したとき、子どもたちが笑顔で遊び、成長している姿が自然に浮かんでくるような、そんな安心感をサイトを通じて伝えようと思いました。例えば、園の先生たちが子どもたちを迎えるときの笑顔や、ちょっとした困りごとに優しく声をかける表情。その一つひとつが、保護者にとってどれほど大きな安心につながる。その保護者たちも、朝少し急ぎながら子どもを送り出すときの笑顔。その姿を思い浮かべながら、私たちはWebサイト全体に「ここなら大丈夫」という気持ちを反映させたいと思いました。

今回のリニューアルに際しては、多くの方々にご協力いただきました。
皆さんの力で、サイト全体が子どもたちや保護者の温かい空間を感じられるものに仕上がりました。

まず、コピーライティングを手がけてくださったのは、ライトワークスの星川さんです。星川さんは、言葉を通じて「こどもと過ごす時間の大切さ」を伝えるため、保育園の温かさや信頼感がしっかりと伝わるメッセージを考案してくれました。保護者の方々が読んだ瞬間に、共感できるような柔らかい言葉選びがとても素晴らしく、さまざまな視点を持つ星川さんの力が大いに発揮されました。

スポーツコーチの活動やや新聞での執筆、シェアスペースの運営など、多岐にわたる活動をされている板谷さんにも、ウィステリアナーサリースクールのコピーライティングでご協力いただきました。保護者の心に響く言葉や、保育園の日常が親しみやすく感じられるような言葉の力で、全体に温かみのある文章が仕上がりました。

写真撮影をお願いしたのは、竹内慎さんと小沼渉さんです。撮影においては、子どもたちとの距離感を大切にし、自然な笑顔や遊びに夢中になっている瞬間を捉えてくださいました。保育園という場所では、子どもたちがリラックスして過ごしている表情が何より大切です。竹内さんと小沼さんは、静かに寄り添いながら、自然体の子どもたちをカメラに収めてくださり、その仕上がりはまさに「今しかない瞬間」を切り取ったものでした。

そして、ふじ保育園のイラストを担当してくださったのは、津村仁美さんです。子どもたちの笑顔やエネルギッシュな姿を鮮やかに描き、サイト全体に彩りを加えてくださいました。イラストに込められた子どもたちの元気な姿が、見る人に明るい気持ちを届けてくれます。

今回のリニューアルに際し、私たちが大切にしたのは、ただ情報を伝えるだけでなく、ふじ保育園やウィステリアナーサリースクールの温かさや信頼感が自然と伝わることでした。サイトを訪れた保護者の方々が「ここに預けたい」「この場所なら安心だ」と思っていただけるように、写真や言葉、色合いの一つひとつに心を込めて作りました。特に、私たちは保護者と子どもたちの笑顔が自然と想像できるような空間づくりを意識しました。また、子どもたちの安全やプライバシーを守ることも大切な要素でした。撮影時には、子どもたちがリラックスできる雰囲気を保ちながらも、個々のプライバシーをしっかりと尊重し、信頼関係を大切にしました。保育園の運営チームとも綿密に打ち合わせを行い、どのように園の魅力を伝えるか、どうすれば保護者の安心につながるかを常に考えながら進めました。

「表情」と「共感」
私たちがこうして関わるプロジェクトでは、関わる人々の「表情が伝わる」ものであることを大切にしています。情報が整然と整理されているだけではなく、その背後に関わる人たちの思いや心配りが感じられるものであるか。
今回のリニューアルでは、保育園が保護者や子どもたちにとってどんな存在であるか、そこに関わる人たちの表情や温もりを大切にしながら、共感を生み出すことを目指しました。利用する保護者が「ここなら大丈夫」と感じ、安心して子どもを預けられる。その信頼感が、保育園の本当の在り方だと思っています。ふじ保育園やウィステリアナーサリースクールの先生たちの表情、保護者の安心した表情、そして子どもたちの笑顔。それらがすべて、保育園のイメージとして、保護者の心に響くものになると信じています。

今回のプロジェクトを通じ、私自身が卒園したふじ保育園との新たなつながりを感じることができました。そして、親として、次の世代の子どもたちがどんな成長を見せてくれるのか、その一瞬一瞬を大切にしていきたいという思いをさらに強く持ちました。

私たちが携わる仕事を通して、関わる人たちに安心や温かさを届けられること。

それが、私たちがこうしたプロジェクトに関わる一番の喜びです。
これからも、ふじ保育園とウィステリアナーサリースクールが、たくさんの笑顔と安心感で満たされる場であり続けることを願っています。

2024_05_30

Graphis Poster Annual2025 Silver Awardを受賞しました

国際的なデザインコンペティションであるGraphis Poster Annual2025で、弊社で制作したポスター”The scenery”がSilver Awardに選ばれました。

Graphis Poster Awardは、1944年にスイスで始まり、現在まで続いてる国際的なデザインコンペティションです。Graphisが毎年発行している年鑑は、その年のグラフィックスデザインの潮流を示し出すような作品が沢山掲載されております。
以前のGOLDに続いての受賞となり、大変光栄です。

ありがとうございました。これからも頑張ります。

2024_01_14

生産者さまのWEB環境を制作致しました

茨城県ひたちなか市で名産の干し芋の生産と養蜂をされているやす農蜂舎さん。
2018年に発送用の箱と製品ラベルを制作させていただいたご縁で、法人化をするにあたり、商号の制定、コーポレートサイト・ECサイト制作、顧客管理システム構築のディレクションのお手伝いをさせて頂きました。

干し芋と蜂蜜 やす農蜂舎

写真の撮影は、写真家のアラタケンジさんにご協力をいただきました。昨年の三月、蒸したいさつま芋を加工し、天日干しを行う生産風景の撮影に始まり、春に芽を出し青々と葉を茂らせ秋の収穫を迎える圃場の様子を、複数回にわたり撮影をしていただきました。サイト内の文章執筆はお世話になっている二川ナオミさんにご担当をいただきました。また、ECサイトの構築と販売管理システム構築のご相談は、株式会社アンフラッグ様にご協力をしていただきました。

コーポレートサイトの公開と販売管理システムの導入後、干し芋の生産と合わせて対応していた受注対応、お客様の顧客情報・販売数の管理などの業務負荷が飛躍的に軽減されたとの声をいただきました。また、既存のお客様からも以前よりグッと購入しやすくなったとの声が届いているそうです。今後はお話を伺いながら、より使いやすさと効率性を目指したサイトを目指していければと思っています。

先日の投稿でも書きましたが、私たちは、大枠を設定し、関わる人が都度思案や擦り合わせをしながら、継続的に事業を進められるしくみを創ることを目的とし、日々様々なジャンルの人達とチームを作り事業を進めています。
一つのはじまりをつくり育てていくような気持ちで日々活動をしていきます。

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